韓国昔話(若返りの泉)


若返る湧き水

昔、昔、腰の曲がったおばあさんと、しわくちゃのおじいさんが住んでいました。
ある日、おじいさんが山で薬草を摘んでいるときでした。「大きい、どこで、こんなに鳥が鳴くんだろう?おやまあ、網にかかったんだね。私が取り出してあげよう。さあ、もうできた。青い鳥や、ちゃんと行きなさい。」
数日後、おじいさんが山で薬草を摘んでいたのですが、どこからか、また鳥の声が聞こえました。「おじいさん、ありがたいおじいさん!おじいさんに恩を返したいです。私について来てみてください。」おじいさんは青い鳥について深い深い山に入っていきました。そこには澄んだ泉がこんこんと湧き出ていました。「おや、泉だね。ちょうど喉が渇いているのだが、うまくいった!あ、すっきりした。元気がふつふつと出るんだなあ!私はどうしてこんなに若返ったのか?なんてこった、この泉は若返る泉だな。」
若者になったおじいさんは、腰の曲がったおばあさんがいる家に行きました。「ばあさん、ばあさん、帰ったよ。私!」「若い人は、どなたですかな?」おじいさんはおばあさんに若返る泉の話を聞かせてあげたそうです。ちょうど、隣の欲張りなおじいさんが家の前を通り過ぎて、この話を聞くところとなりました。「何?若返る泉だと?私も先に行って飲まなくちゃならない。」
「見つけた!ほかならないこれが泉だな。泉を見つけ出した欲張りなおじいさんは泉の水をごくごくと飲みました。
一方、腰の曲がったおばあさんも若返った腰の曲がったおじいさんと一緒に泉に行きました。「あなた、ここ見知らぬ赤ちゃんが泣いているね。赤ちゃんや、こちらへおいで、泣かないで。あらまあ、泣くのやめても。どれみてみよう。私も一口飲んでみるか?きれいな乙女になったんじゃない!」若い夫婦になったおじいさんとおばあさんは赤ちゃんを育て、幸せに暮らしましたとさ。

샘물 泉、湧き水
꼬부랑 腰の曲がった
쪼그랑 しわくちゃの
약초 薬草
캐다 掘る、摘み取る、探る
구물 網
꺼내다 取り出す
마 ~してやろう
맑다 澄んだ
솟다 湧く
불끈 ムッと、カッと
세상에 なんてこと、信じられない、おやまあ
뉘 누구、誰
욕심쟁이 欲張り
어서 가서 先に行く
벌컥벌컥 ごくごくと、ぐいぐい
갓난아기, 아가, 아기 赤ちゃん
이리 こちらへ
어디 どれみてみよう
한모금 一口
색시 乙女