韓国昔話(ウサギの裁判)


ウサギの裁判

ひとりの旅人が山道を行っていました。「何だろう?虎の声のような気もするし・・・。」旅人が恐る恐る、そこに行って見ると、虎が一匹、深い穴に、はまって泣いているんだよ。「おう!旅人様。」「どうか、この可哀そうな虎をちょっと助けてください。」「恩は必ず返すから、どうか、ここから取り出してください。」「取り出してあげるから、私を捕まえて食べたらダメだね。」「はい、はい、心配しないでください。旅人様!」旅人はその言葉を信じて、長い木を降ろしてあげて、虎を救ってあげました。「ガオー!もう助かったようだね。」「一日中、閉じ込められていたから、お腹がすいているんだが、お前を捕まえて食べなくちゃ。ガオー!」「やい、貴様!約束をしておいて、こんなやり方がどこにあるのか!」「ガオー!約束は、どんな約束?」「この体は腹がすいてはダメなんだ!」「ガオー!」虎の厚かましさに、旅人は、あきれました。ちょうど折よく、道端にいた大きい雄牛に尋ねたんだな。「牡牛さん。」「虎が約束を守らない。」「君はどのように考えるか?」「モー、フン!約束はどんな約束?」「人間どもは私たちの乳も絞って行き、私たちを殺して肉を食べるから信じられない!」「松さん、虎が約束を守らないので、間違っていないか?」「人間どもは私たちを切って、家と家具を作って、めちゃくちゃ辛いから、守らなくてもいい!」そのとき、ウサギが一匹、しきりにぴょんぴょんして、道を行っていました。「ウサギさん。」「しばらく私の話を少し聞いてご覧。」「落とし穴にはまった虎を助けてあげたところ、私を捕まえて食べようとするんだ。」「君はどのように考えるか?」ウサギは、しきりに首をかしげて尋ねました。「理解がちょっとできませんね。」「虎様はどこにいたんですって?」「やれやれ、本当に!何回も話すの?」「だから、私が元々ここにスポンとはまって・・。」虎はこのように話しながら、ひょいと跳ね上がって、穴の中にスポンと入って行きました。「旅人様。さあ、行った道を行ってください。」「そして、これからは、絶対、危険な約束はしないでください。」「ウサギさん、ありがとう。」「旅人はウサギにありがとうと挨拶した後、行った道まで行きました。「ガオー!オオオン!」「やれやれ、士人様。私が悪かったです。」「取り出してください。」「ガオー!オオオン!」

재판 裁判
나그네 旅人
같이도 하다 ~のような気もする
조심조심 恐る恐る
그덩이 穴、くぼみ
어이쿠 おう、やあ
재발 どうか、くれぐれも、頼むから
불쌍하다 可哀想だ
부디 是非、どうか、どうぞ、くれぐれも
꺼내다 取り出す
온종일 一日中
갇히다 閉じ込められる
네 이놈 やい貴様
뻔뻔스러움 厚かまし
어이(가)없다 呆れる
마침 ちょうど、折よく
길가 道端、沿道
황소 大きい雄牛、牡牛
음매 モー、モーモー
젖 乳
짜다 絞る
소나무 松
잘못하다 間違っている
자르다 切る
마구 むやみに、やたらに、めちゃくちゃ
괴롭하다 辛い
깡충 ぴょんぴょん
거리다 しきりに~する
보렴 ご覧、みて
함정 落とし穴
고개를 갸웃거리다 しきりに首をかしげる、傾ける
이해가 가다 理解ができない
아이고 やれやれ
참 誠に、本当に
쏙 すぽんと
훌쩍 ひょいと
마저 まで、すら、さえ
선비 士人
잘못했어요 私が悪かったです、間違っていました